ゆっくりしていかないでね!!
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あー、絶交門のPVでも見て、今日は寝ようと思ったんだけど、
唐突に俺の脳内妹“キャメロン”が出現したんだ。
「ねー、お兄ちゃん、あのさぁ。・・・あっ、なんか見てるの?」
俺のPC画面に表示されたヨウツベTOPが目に入ったらしく、用件を言おうとするのをヤメて、キャメロンは尋ねてきた。
「ああ。今からじっくりと仙台貨物鑑賞をするつもりだから。まぁお前はもう寝ろよオヤスミバイバイ」
「えー、また仙台貨物?ナイトメアのほうがイイのにー。だってメアのほうがフツーにカッコイイじゃん。仙台貨物ってただのヘンタイな感じで――」
俺のオヤスミバイバイは完全にスルーされ、その上キャメロンの“ナイトメア>仙台貨物”理論が今まさに展開されようとしていたんで、俺はタイミングよく彼女の話を遮った。
「はいはいはいはい、で、ご用件は?」
まぁどーせナイトメア=仙台貨物だし、俺としては優劣付けがたいんだよね。どっちも好きだし。だからキャメロン流理論はどうでもいいのさ。
で、キャメロンの用件というのが、
「そうそう、お兄ちゃん、“シルク”って10回言って」
っていう最高峰にくだらねーコトだったわけよ。
そもそも俺はこの引っ掛けを既知してるわけで、フレッシュもなにもないのよ。でも妹の“ひっかけてやるぞー、えへへへ”的な表情が実にあどけなかったから、俺はブリリアントな兄貴としてあえて引っ掛かってあげることにしたのさ。
「シルクシルクシルク――」
しかし10回ちゃんと言い終えない内に、俺の脳内姉“クリスティーナ”が介入してきた。
「あーメンナク返すわ」
ってメンナク片手に突如現れたクリスティーナ。
ヤツに貸したメンナクはもう二度と返ってこない覚悟でいたが、それがなんと3日も経たない内に返ってきたから、そのマジパネェ意外さのあまり俺はシルクを言い続けるのをやめてしまった。
「ほら。つーかナオタカさ、パーマかけないほうがドープだったよな」
「ああ、それは同意してやる」
そしてメンナクを受け取った瞬間、俺はこの”シルク”のターゲットを姉に移すことを思いついた。
「あっ、ちょっと待て。シルクって10回言え」
「あーお兄ちゃん逃げたー。まぁいいや、じゃあお姉ちゃん、言って」
キャメロンも俺にノッてくれた。こういうときのコンビネーション、マジ兄妹愛パネェ。
だがクリスティーナは果てしなくKYだったのさ。
「はいはい、牛が飲むのは水ね。ミルクは出すんだよな。あースゴイスゴイ」
こいつ最高に冷酷。
きっとキャメロンのシナリオでは“シルクシルクry → 牛が飲むのは? → ミルク → ぶー、水でしたー”っていう一連の流れが確立していたであろうに、この惨憺たる姉はその妹の期待をいとも簡単に裏切ったのだ。
キャメロンは一瞬言葉を失い、2拍ほど置いたあと、
「・・・なんだ、知ってたんだ。あっ、じゃ、もう寝るね、おやすみ」
と言って部屋へと戻っていった。俺は彼女の羞恥と遺憾の入り混じったオーラを纏った背中をただ黙って見送ることしかできなかった。
「おい空気読めよビッチ」
もちろん俺はクリスティーナに非難を喰らわせる。
「は?なんか意味わかんねーよ、お前ら。やっぱ姉のウチが一番マトモだなぁ」
が、効果ゼロ。
続けて浴びせる非難も頭に浮かばなかった。
「・・・もう寝ろよお前も。永眠しろ」
「ああ、じゃあなカス。あっ、ageha読む?」
「いえ、結構です」
「あっそ。んじゃ、おやすみ」
そして俺は彼女のスイーツのオーラしか纏ってない背中を見送ってやった。おわり。
唐突に俺の脳内妹“キャメロン”が出現したんだ。
「ねー、お兄ちゃん、あのさぁ。・・・あっ、なんか見てるの?」
俺のPC画面に表示されたヨウツベTOPが目に入ったらしく、用件を言おうとするのをヤメて、キャメロンは尋ねてきた。
「ああ。今からじっくりと仙台貨物鑑賞をするつもりだから。まぁお前はもう寝ろよオヤスミバイバイ」
「えー、また仙台貨物?ナイトメアのほうがイイのにー。だってメアのほうがフツーにカッコイイじゃん。仙台貨物ってただのヘンタイな感じで――」
俺のオヤスミバイバイは完全にスルーされ、その上キャメロンの“ナイトメア>仙台貨物”理論が今まさに展開されようとしていたんで、俺はタイミングよく彼女の話を遮った。
「はいはいはいはい、で、ご用件は?」
まぁどーせナイトメア=仙台貨物だし、俺としては優劣付けがたいんだよね。どっちも好きだし。だからキャメロン流理論はどうでもいいのさ。
で、キャメロンの用件というのが、
「そうそう、お兄ちゃん、“シルク”って10回言って」
っていう最高峰にくだらねーコトだったわけよ。
そもそも俺はこの引っ掛けを既知してるわけで、フレッシュもなにもないのよ。でも妹の“ひっかけてやるぞー、えへへへ”的な表情が実にあどけなかったから、俺はブリリアントな兄貴としてあえて引っ掛かってあげることにしたのさ。
「シルクシルクシルク――」
しかし10回ちゃんと言い終えない内に、俺の脳内姉“クリスティーナ”が介入してきた。
「あーメンナク返すわ」
ってメンナク片手に突如現れたクリスティーナ。
ヤツに貸したメンナクはもう二度と返ってこない覚悟でいたが、それがなんと3日も経たない内に返ってきたから、そのマジパネェ意外さのあまり俺はシルクを言い続けるのをやめてしまった。
「ほら。つーかナオタカさ、パーマかけないほうがドープだったよな」
「ああ、それは同意してやる」
そしてメンナクを受け取った瞬間、俺はこの”シルク”のターゲットを姉に移すことを思いついた。
「あっ、ちょっと待て。シルクって10回言え」
「あーお兄ちゃん逃げたー。まぁいいや、じゃあお姉ちゃん、言って」
キャメロンも俺にノッてくれた。こういうときのコンビネーション、マジ兄妹愛パネェ。
だがクリスティーナは果てしなくKYだったのさ。
「はいはい、牛が飲むのは水ね。ミルクは出すんだよな。あースゴイスゴイ」
こいつ最高に冷酷。
きっとキャメロンのシナリオでは“シルクシルクry → 牛が飲むのは? → ミルク → ぶー、水でしたー”っていう一連の流れが確立していたであろうに、この惨憺たる姉はその妹の期待をいとも簡単に裏切ったのだ。
キャメロンは一瞬言葉を失い、2拍ほど置いたあと、
「・・・なんだ、知ってたんだ。あっ、じゃ、もう寝るね、おやすみ」
と言って部屋へと戻っていった。俺は彼女の羞恥と遺憾の入り混じったオーラを纏った背中をただ黙って見送ることしかできなかった。
「おい空気読めよビッチ」
もちろん俺はクリスティーナに非難を喰らわせる。
「は?なんか意味わかんねーよ、お前ら。やっぱ姉のウチが一番マトモだなぁ」
が、効果ゼロ。
続けて浴びせる非難も頭に浮かばなかった。
「・・・もう寝ろよお前も。永眠しろ」
「ああ、じゃあなカス。あっ、ageha読む?」
「いえ、結構です」
「あっそ。んじゃ、おやすみ」
そして俺は彼女のスイーツのオーラしか纏ってない背中を見送ってやった。おわり。
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