デッド・オア・ライブドア

キミたち、
よく「死ね」とか言うけどさ。
それ、そんな安易に言っちゃダメだと思うんだよ。

人に限らず、動物、植物、昆虫も。
みんな生きているんだよね。命があるんだよね。
ゴキブリだってさ、人間に嫌がられたくてカサカサしたり黒光りしたりしているワケじゃないと思うんだよ。
そのへんの雑草でも、ダンゴムシも、フンコロガシもね。

つーか、フンコロガシがいなかったら、この世界は大変なことになってるハズだぜ。
牛のフンで牧場はウンコだらけか？
ジャングルはいろんな動物のフンでウンコだらけか？茂みを歩くたびにウンコを踏むのか？
違うだろう。
この世界、そんなウンコが散在しているワケじゃないだろう。
確かに、微生物もウンコを処理してくれるが、フンコロガシのほうがその処理の効率は良い。
フンコロガシが、ウンコを丸め、運び、土に埋めて、どうにかしてくれるわけだ。
ちなみに、フンコロガシは犬のフンが一番好きらしいよ。豆知識な。

で、フンコロガシ＝スカラベなのよ。
スカラベって言われると、なんとなくファラオ的なフインキがあるよな。
ここでググってみたが、スカラベは創造神ケプリとかいうヤツの象徴で、太陽神と同等だったらしいぜ。
ラーも太陽神。
つまり、フンコロガシはラーに並ぶ偉大な神だったんだ。
もう、フンコロガシをバカにできねーな。

あー、なんの話をしていたんだ。
みんな命を持ってるんだぜ、って話だったな。

かくいう俺様も、よく「死ね」とか言っているが、俺の「死ね」の対象は主に”花粉”だ。
そう、ここで、花粉が出てくる。
ここで断言してやる。「花粉死ね」。

スギやヒノキ自体は植物であり、命がある。よって「死ね」なんて言ってはいけない。
しかし、”花粉”には命があるのかどうか。
花粉は人間でいう精子みたいなものだ。
植物は花粉を柱頭に飛ばし受粉させる。

人間の場合、精子と卵子がフュージョンして”受精卵”となった時点で、生命の誕生と見なされるんですよね。
植物の場合も、精細胞と卵細胞がフュージョンした時点で、生命の誕生と見なされていいだろう。
つまり、花粉はそれ以前の、人間でいうただの精子に過ぎない。

よって、俺は声高らかに、倫理的に、「花粉死ね」と言うことができる。
花粉死ね！！


さて、今日のことを書こう。
今日は、課題を進めました。まだ終わりません。

それから、スケボーをしました。
強風だし曇りだし花粉も飛び交うし、絶好のスケボー日和とは言い難かったが、やっぱりヤりたかったので、ヤりました。ヤりたい時にヤる。それが俺のジャスティス。

で、俺が一人で滑っていたら、どう見ても原付ってレベルじゃないバイクに乗った金髪・ロン毛のあんちゃんが、おもむろに俺の側で停止し、「スケボーっすか？俺もやるんですよ！」と唐突に話しかけてきた。
いやもう見るからにDQNだったが、中身は良い人そうだった。
「このへんスケボーやってる人少ないッスよね。やってる人見たら嬉しくなっちゃって！」なんてことも言っていた。スケボー暦4年らしい。パネェッスね。ボクは4ヶ月ですけどね。
で、数分ちょっと会話して、あんちゃんはブーンと走り去っていった。

まぁただの通りすがり対通りすがりの、一言二言レベルだったが、なんか嬉しいっていうか、良い気分だったよ。
スケボーやってる人に悪い人いないね！